新潟の家の湿気と底冷えは床下から|床下からよみがえらせるリノベーション
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こんにちは!新潟市でリノベーション&全面リフォームを手がけている
(リサ)のスタッフです。明日から3連休という方も多いのではないでしょうか。お天気もよさそうなので、行楽の秋を楽しむ予定の方もいらっしゃると思います。
ただ、朝晩はぐっと冷えるようになりましたね。この冷え込みとともに、こんなご相談が増えてきます。
「床の一部が、なんだかふわふわする」
「床下収納を開けると、カビっぽいにおいがする」
バラバラの悩みに見えますよね。でも現場で原因をたどると、3つとも同じ場所に行き着くことがよくあります。
床下です。
「新潟の家は、下から悪くなる」
長く床下を見てきた弊社の大工が、よく口にする言葉です。最初に聞いたときは大げさだと思いました。でも、データを見ると納得します。
気象庁の平年値(1991〜2020年)では、新潟の月平均湿度は一番低い4月でも66%、7月は79%。冬の12月〜2月も72〜74%と、ほとんど下がりません。夏だけ湿気が多い地域なら全国にいくらでもありますが、新潟は冬も湿ったまま。床下の木材が乾くひまがないのです。
そこに、新潟市ならではの条件が重なります。潟や低地を埋め立てた土地、川沿い、海沿いの砂丘地。同じ市内でも、地面からの湿気の上がり方はまったく違います。冬は雪で床下の換気口がふさがり、春には雪どけ水が基礎のまわりにたまります。
そして決定打が、昭和の家に多い床下のつくりです。築30〜45年ほどの木造住宅では、床下が土のまま、床の裏の断熱材はないか薄いだけ、という家が珍しくありません。手抜きではなく、当時の基準どおりの家です。ただ、地面からの湿気と冷えが、そのまま床に届いてしまうつくりなのです。
あなたの家が築30年を超えているなら、床下も同じ状態かもしれません。
足元が冷えるのも、床下のせいだった
冬の床下の空気は、外とほとんど同じ温度です。床の断熱が弱ければ、その冷たさが足の裏に直接伝わります。エアコンの温度を上げても足元が冷たいままなのは、空気ではなく床の表面が冷えているから。頭は暑いのに足は寒い、あの感じの正体です。
「でも、うちは断熱材が入っているはず」という方もいらっしゃると思います。
ところが床下を点検してみると、昔入れた断熱材が湿気を吸って垂れ下がり、地面に落ちていることがよくあります。断熱材は入っていても、働いていない。湿気と底冷えは、こうしてつながっているのです。
床下に潜らなくても気づけるサインがあります。ご自宅に当てはまるものがないか、見てみてください。
| チェック項目 | こんな状態は要注意 | 考えられる原因 |
|---|---|---|
| 足元の冷え | 暖房しても足元だけ冷たい | 床断熱の不足・すき間風 |
| 床の感触 | 一部がふわふわする・沈む | 床下地や大引きの腐朽 |
| におい | 床下収納を開けるとカビ臭い | 床下の湿気 |
| 建具 | ドアや引き戸の開け閉めが重くなった | 土台・床の沈み |
| 換気口 | 物置や植木、雪でふさがっている | 床下の換気不足 |
| 虫 | 春先に羽のある虫が室内に出た | シロアリの羽アリの可能性 |
1つでも当てはまったら、一度床下を見ておきましょう。「なんとなく気になる」程度で十分です。
床をはがすと、家はここまで変わる
床下からのリノベーションでやることは、4つです。
1. 土台を直して、地震に強い足元に
床をはがして、家を支える土台や大引きの状態を確かめます。傷んでいれば交換し、基礎のひび割れも補修。土台と柱、基礎をつなぐ金物も、今の考え方に合わせて補強します。弊社の全面リノベーションが耐震性能2倍を目指せるのは、この見えない足元から直しているからです。
2. 地面からの湿気をふさぐ
建築基準法施行令第22条では、木造の床は地面から45cm以上の高さにし、外壁の床下部分には5m以下ごとに300平方センチメートル以上の換気孔を設けることが定められています。床下をコンクリートなどで覆う場合は例外とされています。つまり湿気対策の基本は、「高さと換気」か「地面を覆う」か。土のままの床下には、防湿シートを敷いてコンクリートで押さえる方法がよく使われます。

の新潟市のリノベーション現場より。土のままだった床下を、防湿土間コンクリートで覆いました3. 床を断熱して、底冷えを止める
床の裏に断熱材を入れる「床断熱」か、基礎の内側を断熱する「基礎断熱」を、家の状態に合わせて選びます。大事なのは断熱材だけで終わらせないこと。壁と床のすき間をふさぐ「気流止め」と防湿をセットにして、はじめて効果が出ます。断熱性能2倍は、床に加えて壁・天井・窓まで家全体で考えた結果です。

の新潟市のリノベーション現場より。床に断熱材を敷き込んだところです4. これからも「見られる床下」に
換気口の位置を見直し、点検しやすい場所に床下点検口をつくります。直した床下も、見られなければ次の変化に気づけません。
気になる費用、どこで差がつく?
「で、結局いくらかかるの?」。いちばん多い質問です。ただ、床下工事の費用は、家の状態や資材価格によって大きく変わります。そこで金額ではなく、費用が変わるポイントを工事ごとにまとめました。正確な金額は、現地調査のうえでお見積りします。
| 工事内容 | 費用が変わるポイント |
|---|---|
| 床下点検 | 点検口があるか、床下に人が入れる高さがあるか |
| 防湿シート+押さえコンクリート | 床下の広さ・高さ、作業のしやすさ |
| 床下からの断熱材充填(床ははがさない) | 床下に人が入れる高さがあるか |
| 床をはがす床断熱+床の張り替え(1階全体) | 床の範囲、床暖房の追加や段差解消の有無 |
| 土台・大引きの交換 | 傷んでいる範囲の広さ、柱の足元の補修の有無 |
| シロアリの防除 | 被害の有無と範囲、被害部分の交換が必要か |
差がつくのは、床をはがすかどうか。はがさない工事は手頃ですが、土台の傷みを直接確かめることはできません。
では、部分補修を重ねるのと、まとめて直すのとでは、どちらがよいのでしょうか。
| 比較項目 | 部分補修を重ねる | 全面リノベーションでまとめて直す |
|---|---|---|
| 床下の確認 | 見える範囲だけ | 床をはがして全体を確認 |
| 断熱 | 床だけ・部屋ごと | 床・壁・天井・窓を家全体で |
| 耐震 | 部分的な補強 | 弊社では耐震性能2倍を目指す |
| 費用 | 1回は安いが、回数が増えると割高に | 新築の約2/3(弊社の目安) |
| 工期 | 1回数日〜2週間 | 5か月前後 (建物の規模や工事内容による) |
傷みが一部分だけなら、部分補修で十分です。ただ、寒さ・湿気・耐震のどれにも不安があるなら、床をはがす一度のタイミングでまとめて直したほうが、解体と復旧の費用を何度も払わずに済みます。弊社の全面リノベーションは、新築の約2/3の費用で「新築以上によみがえる」家を目指しています。
断熱改修には、国の「住宅省エネ2026キャンペーン」の補助金が使える場合があります。リフォームでは「みらいエコ住宅2026事業」で床・壁・天井の断熱改修を含む幅広い工事が、「先進的窓リノベ2026事業」でガラス交換や内窓の設置などが対象です。予算に達すると受付終了になるので、使いたい方はプランの最初の段階でお伝えください。
やりがちな失敗3つ
業者側の本音を言うと、床下の失敗は工事から数年たたないと表に出てきません。だから怖いのです。
床の表面だけ張り替える。 フローリングが新しくなっても、下の大引きが腐っていれば数年でまたふわふわします。
調湿材や換気扇だけで済ませる。 雨どいの水が基礎の近くに落ちている、配管から漏れているなど、水の入り口があるままでは追いつきません。
断熱材だけ入れる。 気流止めと防湿がなければ底冷えは残り、断熱材と木材の間で結露が起きることもあります。
どれも、「見えないところを見ないまま決めてしまう」のが原因です。
は、見えない床下まで確かめます
の現地調査では、床下の状態もしっかり確認します。土台の傷み、シロアリの痕跡、断熱材の状態、配管の水漏れを確かめて、写真を見せながらご説明します。
「冬の寒さをなんとかしたい」というご相談で床下を確認してみたら、浴室まわりの土台が湿気で傷んでいた。そんなことは珍しくありません。だからこそ調査の段階で床下まで確かめて、あとから「こんなはずじゃなかった」とならないようにしています。今すぐ直す部分と、様子を見てよい部分を分けてお伝えするので、すべてを一度に直す必要はありません。
私たちは、明治8年創業、新潟で約150年続く長北工務店のリノベーション部門です。調査から施工まで自社で一貫して担当するので、床をはがして見つかったことにも、その場で対応できます。
よくある質問
Q1. 床下の点検だけでも頼めますか?
A. はい、点検のみでも承っています。すぐに工事が必要ない場合は、無理におすすめしません。
Q2. 住みながら工事はできますか?
A. 床下だけの工事や部屋ごとの床の張り替えなら、住みながら進められることが多いです。家全体の床をはがす場合は、仮住まいをご検討いただくことがあります。
Q3. 雪の時期でも工事はできますか?
A. 室内や床下の工事は冬でも進められます。基礎まわりの外の工事は雪の時期を避けたいので、秋のうちに調査とプランを進めておくのがおすすめです。
雪が降る前に、床下を見ておきませんか
足元の冷えも、カビのにおいも、床のふわふわも。新潟の家では、床下から来ていることが少なくありません。雪で換気口がふさがる前の今は、床下の状態を確かめるのにちょうどよい時期です。点検だけのご相談も大歓迎です。お気軽にお声がけください。
参考文献
・気象庁|過去の気象データ検索(新潟 平年値・年・月ごとの値)
・e-Gov法令検索|建築基準法施行令(第22条 居室の床の高さ及び防湿方法)
・住宅省エネ2026キャンペーン 公式サイト
・みらいエコ住宅2026事業 公式サイト
・先進的窓リノベ2026事業 公式サイト
(リサ)|新潟市のリノベーション&全面リフォーム専門店
創業150年の長北工務店のリノベーション部門として、耐震性能2倍・断熱性能2倍を目指しながら、新築の約2/3の費用で「新築以上によみがえる」住まいづくりをお手伝いしています。
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